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春の強風がもたらす建物の被害

 

春の訪れを告げる春一番。

 

その名前から暖かな春風のイメージが浮かびますが、実際には「春の嵐」とも呼ばれるほど日本列島に強風をもたらし、多くの被害を引き起こします。

 

 

 

春の強風の特徴

 

春一番は、日本において冬から春にかけての季節の変わり目に発生する強い南風を指します。春一番を始めとする春の強風は、急激に温かくなる季節の変わり目に発生しやすく、日本列島全体に影響を及ぼすことがあります。特に南からの温かい風が強まるため、建物や周辺の樹木、外部設備に強い風圧をかけることが特徴です。

 

 

 

被害が出やすい場所

 

屋根強風による住宅被害の代表ともいえるのが屋根です。屋根の一部である、屋根材・棟板金・波板・軒天などが剥がれたり飛ばされたりすることがあります。

 

強風によってガラスにかかる圧力が増大し、ガラスが耐えきれずに割れることがあります。また、強風で飛ばされてきた物体(枝、瓦、看板など)が窓に衝突し、ガラスを破壊することがあります。

 

外壁強風によって外壁にかかる圧力が増し、特に老朽化した部分や既にひび割れがある場所が破損しやすくなります。窓と同様に飛来物が衝突して損傷させる場合もあります。

 

外部設備エアコンの室外機・アンテナ・照明器具など、屋外にあるものはすべて対象になります。

 

 

 

被害が出る前の対策

 

屋根屋根材の点検と補強

  • 点検: 定期的に屋根材の状態を点検し、ひび割れや劣化がないか確認します。
  • 補強: 緩んでいる瓦や屋根材をしっかりと補強し、風圧に対する耐性を高めます。

防風対策の実施

  • ストームクリップの使用: 屋根材を固定するためにストームクリップを使用し、風で飛ばされにくくします。

  • 防風ネットの設置: 屋根の周囲に防風ネットを設置し、風の影響を軽減します。

樹木や枝の剪定

  • 屋根の周囲の樹木や枝を剪定し、強風で飛ばされて屋根に衝突するリスクを減らします。

ガードルーフの導入

  • 強風時に瓦が飛ばされるのを防ぐために、ガードルーフを導入します。

 

強化ガラスの使用
通常のガラスよりも強度が高く、割れにくい強化ガラスや二重ガラスを使用する。

シャッターの設置
窓にシャッターを取り付けて、強風や飛来物から保護する。

窓枠の点検と補強
定期的に窓枠を点検し、必要に応じて補強することで、風圧に対する耐性を高める。

窓フィルムの貼付
ガラスに強化フィルムを貼ることで、割れた際に飛び散りにくくする。

 

外壁

外壁の定期点検
定期的に外壁の状態を点検し、ひび割れや劣化箇所を早期に発見して修理します。

外壁材の選定
耐風性に優れた外壁材を使用することが重要です。

建物の補強
外壁だけでなく、建物全体の構造を強化し、強風による被害を最小限に抑えます。

飛来物の対策
風で飛ばされやすい物体(例えば、庭の家具や装飾品)を事前に片付けるか、固定しておくことが有効です。

 

外部設備室外機等の動かせない物はしっかり固定をします。ガーデニング用品などは風が強くなる前に安全な場所に移動させます。アンテナなどは業者に点検をお願いしましょう。

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