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【鉄骨階段メンテナンス】水抜き穴の設置で錆と劣化を防ごう!

 

Iなぜ「水抜き穴」が重要なのか?

鉄骨階段は踏み段が箱型構造になっており、モルタルやタイル貼りの場合、中に雨水が入り込むと内部に水が溜まり続ける特徴があります。

水が乾かず常に湿った状態だと、内部の鉄骨が錆び、強度低下や塗膜剥離の原因に。

さらに冬場には水が凍って膨張し、モルタルを押し出して段板が反り返ることもあります。

 

I水抜き穴の効果と施工法

雨水の排出:ドリルで箱型背面や床面に直径6~12 mm程度の穴を開けると、溜まった水が自然に排出されます。

錆の進行を防止:水がたまらなければ、錆の発生リスクが大幅に低減します。

即効性:DIYでも最も有効な対策とされ、水抜き穴を開けると「ポタポタ水が落ち始める」効果がすぐに体感できます。

 

I開ける位置と穴径の目安

穴径:6〜10 mm程度が標準

位置:段の背面(蹴込み)中央に1〜2ヶ所、または床面の奥側など、水が自然に流れ落ちる位置が基本。

注意点:モルタル充填階段では穴を開ける際、水だけでなくモルタル表層が剥がれる可能性があるため、補修と防錆処理をセットで行いましょう。

 

I水抜き穴+防水対策のすすめ

長尺シート:床面に防水シートを敷設し浸水を防ぎます。

勾配調整・左官補修:水たまりができないように勾配を戻すため排水性の向上が見られます。

シーリング補強:エッジやシート継ぎ目を防水するため漏れ防止が強化されます。

 

I補修後の仕上げとチェックポイント

水抜き穴を開けた後は、防錆処理+塗装で穴周囲を補修します。

排水テスト:開けた穴から水がスムーズに流れるか確認。

定期点検:1年ごとに穴の詰まりや錆、モルタル状態をチェックし、必要に応じて再施工。

 

 

鉄骨階段は水が溜まりやすい構造で、放置すると錆や強度低下が進行します。水抜き穴を設置するだけでも即効性のある対策です。さらに防水シートや勾配補正を加えることで、より長寿命&美観性が実現できます。

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