屋根塗装(塗り替え)の必要性と時期について
屋根塗装はなぜ必要なのか
屋根は365日、紫外線や雨風を受けている場所。また、目視出来ない場所なので気づいたら劣化が進んでたということもあります。屋根塗装はそれらの影響からの劣化を守る役割をしています。屋根の塗装は7年から15年程度で劣化していきます。劣化が進むと防水性がなくなり雨漏りの原因になったりコケが発生したりします。塗装による保護機能が失われる前に定期的に点検を行い、必要ならメンテナンスを行いましょう。
屋根材種類別・メンテナンス時期目安
屋根塗装の耐用年数は、屋根材によって変わってきます。また海の近くだったり、雪の積もる地域だったり、住宅環境によっても耐用年数は変わります。
自宅の屋根の種類や塗料を知り、メンテナンス時期の目安を把握すると良いでしょう。
ストレート屋根(コロニアル・カラーベスト)
安価で軽量のため耐震性に優れており、施工しやすいこともあり現在の住宅で最も多いのが化粧スレート屋根です。ストレート材には防水性がなく、塗膜が痛んでくると表面の防水性が落ちてきます。給水と乾燥を繰り返すとストレート材が反りあがってきたり、水分が滞留し苔が発生したりします。
耐用年数:15~25年程度
メンテナンス時期:7~12年程度
金属(トタン・ガルバリウム)
トタン屋根は亜鉛めっき鋼板を使用した屋根のことを指します。ガルバリウム鋼板屋根はアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板です。トタン屋根が戦後に流行しましたが、錆びやすく雨漏りも多いことから現在の住宅ではあまり使用されません。ガルバリウム鋼板屋根は、トタン屋根に比べ錆びにくく耐用年数も長いです。また屋根カバー工法も可能です。
金属屋根材の劣化は環境により左右されやすいので地域によっては注意が必要です。
▼トタン屋根
耐用年数:15~20年程度
メンテナンス時期:5~10年程度
▼ガルバリウム鋼板屋根
耐用年数:30~40年程度
メンテナンス時期:10~15年程度
セメント瓦
セメントと砂を混ぜて形成された瓦です。防水性や耐久性が低いので塗料で表面を保護しています。塗膜は劣化してしまいますのでメンテナンスが必要になります。
耐用年数:30~40年程度
メンテナンス時期:10~15年程度
日本瓦
日本瓦は粘土を焼き固めた瓦です。表面に塗料処理がされていないため、塗装のメンテナンスは必要ありません。ただし、瓦の下にある防水シート(ルーフィング)の寿命が約30~40年程なので、このタイミングで葺き替えを行うのをお勧めします。
耐用年数:50~100年程度
メンテナンス時期:築30~40年目に葺き替えまたは葺き直し
最後に
屋根塗装のメンテナンス時期は屋根材によって変わりますが大体が10~15年程度を目安としています。ただ、5年で劣化してしまったり15年以上しっかりしている屋根もあります。屋根の状態を自分で把握するのは難しいため、築年数・前回の塗り替えから何年経っているかをしっかり把握し、業者に点検してもらう必要があります。
真心建設では現場調査を無料で行っております。
少しでも気になる所がある方、メンテナンスが必要なのか必要じゃないのかだけでも知りたい方など、お気軽にお問い合わせください。
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